令和7年12月5日(金)に日進市民会館にて、専門職(法律・医療・福祉・行政)のための権利擁護研修会を東名古屋医師会医療介護総合研究センターやまびこと共催で行いました。専門職や市民後見人バンク登録者ら合わせて59名の方に来場をいただきました。今回は「身寄りのない人の看取りにおける権利擁護について考える」をテーマに3名の講師の方による講演とグループワークを行いました。

 まずは、「どうして勝手に死ねないの?」と題してアガペクリニック院長の伊藤志門先生より講義をしていただきました。本人の意思や自己決定とは何か、看取りの場面でどのように尊重されるべきなのかについて考えました。

続いて、「さまざまな権利擁護~在宅と病院の事例から~」と題して日進おりど病院社会福祉士の安形典子氏より講義をしていただきました。在宅と医療機関それぞれの現場で起こりうる具体的な事例を通じて、支援のあり方や関係機関の連携の重要性が共有されました。

次に、「身寄りのない方の身元保証問題」と題して、百草法律事務所弁護士の宮本英行先生より講義をしていただきました。入院や施設入所、看取りの場面で大きな課題となる身元保証について、現状と課題、今後の方向性について学びました。

 講演後は10グループに分かれて「みんなで考えよう!あったらいい支援」をテーマにグループワークを行いました。参加者それぞれの立場や経験をもとに、「こんな仕組みがあれば安心できる」「こうした支援があれば本人の思いをもっと大切にできるのでは」といった活発な意見交換が行われ、気づきやヒントが数多く共有されました。

 今回の研修を通じて、身寄りのない方の看取りは、特別な誰かの問題ではなく、地域全体で考え、支えていく必要がある課題であることを改めて感じました。一人ひとりのその人らしい最期を支えるために、これからも権利擁護の視点を大切にしながら、学びと実践を重ねていきたいと思います。

 最後にご講演をいただいた先生方々、東名古屋医師会医療介護総合研究センターやまびこの皆さま、研修会へご参加いただいた皆さま、有意義な研修会になったことに感謝を申し上げます。

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