令和7年3月4日(火)午後より、日進市障害者福祉センターにて令和6年度第2回意思決定支援プロジェクトチームコアメンバー会議を開催しました。第1回の開催同様に会議にはコアメンバーである弁護士や司法書士、社会福祉士、行政職員、障害者相談支援地域アドバイザー、障害者相談支援センターや地域包括支援センターの職員など、多数の方々が参加しました。
はじめに、尾張東部権利擁護支援センターの権利擁護アドバイザーである、一般社団法人支援の思想研究会理事長上田晴男先生より『意思決定支援』について講義をしていただきました。意思決定支援の意味と内容、意思決定支援へのプロセスやポイントについて学びました。本人と今後のことについて考えていくためには、本人の意思を聞き、本人の「これまで」と「今」のことについて知ることが重要であると理解しました。
講義の中で、一つの事例を取り上げ、4グループに分かれて『本人の今後の暮らしについて、どのような支援をすることがよいでしょうか』をテーマにグループワークを行いました。ほとんどのグループから「本人にきく」という意見が出されました。上田先生からは、本人は「これから」がイメージできないかもしれないが、「これまで」のことや「今」のことなら本人にとって話やすいと助言がありました。
さまざまな視点や立場から多くの意見が出る中、議論が深まることで選択肢や可能性が広がることを学びました。グループワーク後に上田先生より事例解説をしていただき、検討課題のポイントや意思形成支援の視点や手法について学びました。
正解のない支援だからこそ、本人の思いを聞き、どんな選択肢があるのか一緒に考えて、必要な情報を分かりやすく伝え、本人が納得する形の決定を支えることが大切であると感じました。
今後も日々の支援の中で、本人の思いに寄り添い、『本当に望んでいることは何か』と問い続けながら、よりよい支援につなげていきたいと思います。
最後にご講演いただいた上田先生に感謝を申し上げます。


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