令和5年7月12日(水)、尾張旭市中央公民館302会議室にて、行政・福祉関係者のための成年後見勉強会を開催いたしました。本研修は毎年7月頃に実施し、行政担当者や福祉関係者の方々に対して、地域における当センターの役割や業務等について実例を通して学んでいただく機会としています。また今回はZoomによるオンライン配信を行いました。

 開会に先立ち、開催地である尾張旭市役所健康福祉部長寿課長山田祐司氏に開会の挨拶をいただきました。

 第一部では、当センター副センター長の當目より、センターの事業内容と成年後見制度の概要、活用方法について動画など用いて講義を行った後、専門相談員の下山より、法人受任していた方の事例について講演を行いました。
 また、第二部では専門相談員の石井より、「市民後見人とは」として市民後見人の活動や市民後見人養成研修について講義を行い、その後は実際に活動をしていた市民後見人の森下紀子さんにご登壇いただき、センター長の住田、専門相談員の石井の3名でのパネルトークを実施いたしました。

 参加者からは、動画や事例を用いて講義・講演を行った事で、より理解が深まったというお声をたくさん頂戴いたしました。特に市民後見人の森下さんのお話に対して「感銘を受けました。」「初めて市民後見人さんの活動について知りました。」等のご意見、ご感想をいただきました。実際に活動をしていた市民後見人の森下さんの言葉は参加者の方々だけではなく、センター職員にとっても心を打つものでした。

 今回、事例を用いた講演に対してのご意見・ご要望を多くいただきました。来年度の研修内容に反映し、またより良い研修を開催できるよう努めて参ります。