令和5年6月22日(木)、日進市障害者福祉センター大会議室において、令和5年度第1回日常生活自立支援事業担当者ミーティングを行いました。

本ミーティングは平成30年から始まり、今年で6年目となりました。始まった当初は日常生活自立支援事業担当者の方のみの参加でしたが、生活困窮の窓口にも判断能力の低下から困難さを抱えている人が相談に来られることから、現在は尾張東部圏域6市町の生活困窮自立支援事業の担当者にもご参加いただいています。今回は担当行政の方も含め、14名での開催となりました。

ミーティングでは、まずは本ミーティングの位置づけや意義について確認したあと、本ミーティングで開発・改良されてきた情報共有及び連携ツールである「そろそろシート」の活用事例の紹介を行い、さらに事例検討を行いました。事例検討では、日自利用をしている方が成年後見制度に移行するのはどのようなタイミングだと思うか、借金を抱えている方の日自利用や支援についてどうしているか等の投げかけがあり、各市町の方から多くのご意見をいただきました。

普段から連携している支援者の方と議論をすることで、それぞれの立場における考えや支援の基準がわかり、互いに事業に対する理解も深まると感じています。また参加者の方からは、他市町での対応を知ることができ、大変有意義であるとのお声もいただいており、市町をまたいで連携をしていくことのメリットを感じていただいていることを嬉しく思います。

さて、次回の開催は10月になります。これまでは本ミーティングの組み立てや検討事例等はあすライツで考えていましたが、より良いミーティングにするために、今年度からは各市町持ち回りであすライツとともに事務局を担当してもらうことになりました。

日常生活自立支援事業や生活困窮窓口に相談に来られるの方のなかには、おそらく既存のサービスや制度にあてはめるだけでは状況が改善しない場合も少なくないのではないでしょうか。今後のミーティングでは、そのような事例もぜひ取り扱っていきたいと考えています。

どう支援をしていけばよいか悩む事例をあげていただき、本ミーティングで知恵を出しあったり、制度にあてはまるかどうかではなく、本人に必要な支援は何なのかを同じ圏域の支援者で考えたりすることに大きな意義があると考えます。

今後も本ミーティングを重ねていくことで、横の繋がりを強化しスムーズな連携に努め、さらには地域連携ネットワークの構築の一助となるよう取り組んでいきます。