令和5年3月1日(水)、日進市民会館小ホールにて、令和4年度市民後見推進交流会を開催しました。

第1部では特別講演と市民後見活動紹介を行いました。

特別講演として名古屋公証人合同役場の公証人・佐藤主税様に「自分らしい終末を迎えるために~任意後見と遺言をうまく使って~」をテーマにご講演いただきました。

「公証制度」と聞くと難しいイメージがありますが、公証役場や公証人の役割について丁寧にご説明いただきました。

遺言、任意後見を通して予防司法の考え方を学ぶことができました。

そして市民後見活動紹介では、尾張東部圏域の市民後見人の受任状況や、動画による活動紹介、パネルディスカッションを行いました。パネラーとして死後事務経験のある第1期市民後見人バンク登録者の鈴木啓介様にご登壇いただきました。鈴木さんが保佐人として限られた法的権限の中で、ご自身と同じ市民の方に協力を求めながら課題を解決していく支援力に、市民後見人の強みを感じました。

第2部ではバンク登録者のみ参加される交流会を開催しました。

まずはじめに、市民後見人活動記録の作成についての報告、市民後見人活動の社会的評価の在り方について協議をしました。

最後に全員で1つの輪になり、市民後見人バンク登録者の幹事の方を中心に、座談会を行いました。第4期市民後見人バンク登録者の方にとっては初めての座談会でしたので、受任経験者の方へご本人とのかかわり方や受任するまでの流れについてなど、不安に思っていることが質問されました。