市民後見人とは

家庭裁判所から成年後見人等として選任された一般市民のことであり、専門組織による養成と活動支援を受けながら、市民としての特性を活かした後見活動を地域における第三者後見人の立場で展開する権利擁護の担い手のことです。

市民後見人の役割

市民後見人は、本人の意思を尊重しながら、生活状況や心身状況を考慮し、本人に代わって福祉サービスの利用契約や適切な財産管理などを行うことで、本人の生活や財産を守ります。また、日常生活に関する行為を除く法律行為を本人に代わって行ったり、必要に応じて取り消したりする法的な権限が与えられています。

市民後見人の活動

尾張東部権利擁護支援センターにおける市民後見人については次のような活動を行っています。

本人面談

  • おおむね週1回、訪問をして本人の思いを聞き取ります。
  • 本人の代理人としてその意思を尊重しています。
  • 市民後見人の訪問は本人の楽しみや支えになっています。

金銭管理

  • 本人がその人らしい暮らしをしていくために、施設利用料等必要な支払いをします。
  • 通帳を管理して年金等が滞りなく入金されているかチェックします。

身上保護

  • 本人の意思を尊重してその人らしい暮らしを続けていただくための支援をします。
  • 必要な手続きなどを本人に代わって行います。

活動報告

  • 3か月に1回、活動を監督人に報告します。年1回監督人が家庭裁判所にも報告をします。
    そのために日々の活動を記録しています。

市民後見人になるには

瀬戸市・尾張旭市・豊明市・日進市・長久手市・東郷町においては尾張東部権利擁護支援センターが市民後見人を養成する研修を行っています。

市民後見人の活動実績

市町別市民後見人バンク登録者の内訳(令和4年8月現在 単位:人)
瀬戸市尾張旭市豊明市日進市長久手市東郷町合計
市民後見人
バンク
登録者数
17177176266
うち受任者数91038132

フォローアップ研修

市民後見人バンク登録者を対象に、定期的にフォローアップ研修を行っています。

尾張東部圏域市民後見人かわら版「くろこ」 

年に1回、市民後見人活動を紹介する情報誌の「くろこ」を発行しています。

市民後見人活動記録

平成28年度から令和3年度に受任した19人の市民後見人の活動記録です。画像をクリックするとご覧になることができます。