「気を付けていきなさいよ。また来てね。」を重ねて
※内容は、令和5年9月活動記録作成当時のものです。
受任期間 : 平成29年1月~(継続中)
本人について
氏名 : Y・Uさん(女性、受任時91歳)
居所 : グループホーム(尾張旭市)
既往歴 : 認知症
① 出会い
平成29年1月、尾張東部成年後見センター(当時)から担当の引継ぎを行った。高齢者の方と接する機会が多い仕事柄、「何とかなるかな。」とお引き受けした。開始当初はこんなに長い時間を共に出来るとは思いもしなかった。
② 入居施設での様子
施設職員さんたちは親しみを込めて「Uさん」と名前で呼ぶ。訪問時は、いつもリビングで立ちながらテレビを観たり、職員さんとのおしゃべりに花を咲かせておられる。食事の時間が近づくと、職員さんから「Uさん、手伝って下さい。」との声掛けでアイランドキッチンに立たれる。キャベツの千切りはお手のもので、盛り付けも手際よく綺麗にお手伝いされている。台所仕事に集中しておられる時は、お声掛けを控え遠くから見守りを行う。近年は加齢により骨格の変化、体調の低下があり今では車いすに座る時間が長くなっている。出来ない事も増えたが毎日を穏やかに過ごしておられる。

③ 後見人活動
入居施設を訪問してご本人様とお話する。職員さんからどんな暮らしを送っておられるか、問題はないかを聴取する事、施設利用料金の支払い等の金銭管理、市役所への書類提出、3か月毎に後見監督人に報告を行う為、尾張東部権利擁護支援センターを訪問している。3か月の区切りはとても早く感じられ、後見監督人と話が出来る事は活動の励みになる。当該市役所は市民後見人活動に理解があり、スムーズに申請や手続きが出来る。助言もあり、心強い。市民後見人は独りではない。常に多種職が協働して皆で紡いでいく活動である。
単純に済まない課題も有るが、各方面から情報を集め解決策を模索して進んでいる。
④ 今後について
職員さんから「私たちにいつも『ありがとう』と言葉を頂きます。日常の所作が綺麗です。きっと良い躾を受けられたと思います。童謡は2番までご存じです。食事は『美味しい』としっかりと召し上がります。100歳まで生きられますよ。皆でお祝いしましょう。」と言われている。Y・Uさんの幼少期を知る人は誰もいないが、現在は多くの人に囲まれて幸せに100歳を目指している。
「気を付けて行きなさいよ。また来てね。」と、私の帰り際にいつもY・Uさんはこの言葉を言われる。まず、後見人の事を気にかけ、そして再会を期待して下さっている。
私は「はい、行ってきます。Uさん、また来ますね。待っていてね。」と明るい声で返事をする。もう少しこの掛け合いを続けましょうね、Y・Uさん。
平成25年9月より、尾張東部成年後見センター(当時)が後見人となり、支援を行っていた方です。生活が安定したため、平成29年1月に市民後見人へ移行しました。飯田さんが受任してくださり、はや6年。毎週の訪問の他に市役所での申請、利用料の支払いなど、業務記録を読ませていただくと、実に細かく本人のことに気を配っていただいているのがよくわかります。この間に本人の体調の変化により、グループホームから現在の有料老人ホームへの転居や、骨折による入院など大変なこともありましたが、飯田さんの頼もしいサポートで現在の暮らしがあります。皆で100歳のお祝いをしたいですね。


監督人コメント