同年代のY・Mさんと共に過ごした想い
※内容は、令和5年9月活動記録作成当時のものです。
受任期間 : 平成29年4月~令和2年7月(3年3か月)
本人について
氏名 : Y・Mさん(男性、受任時68歳)
居所 : 障害者支援施設(豊明市)
既往歴 : 療育手帳、身体障害者手帳所持
〇 Y・Mさんの受任から初対面迄の思い
私には、小学生時に障害者となった友人との関係が疎遠になった苦い思いが有り、これを払拭したく、Y・Mさんには最後まできちんと寄り添おうと思い、受任した。Y・Mさんの言葉が聞き取り難い為、週1日ペースで面会・毎回の声掛け・幼少期やTV番組、世間話等の会話を通じて意思疎通を図ろうと思った。Y・Mさんは反応が良く、笑ったり、知らん顔したりする。会話が好きそうな様子が見受けられる為、ゆっくり丁寧に会話を行おうと思った。
〇 Y・Mさんの日常生活を知り、彼自身の考えを聴いて、寄り添う手立てを考える
Y・Mさん自身は言葉による伝達が難しい為、絵や文字で質問し、Yes/Noで回答を尋ねた。また、施設職員から日常の様子、弟様にも電話や郵便等で質問し、機会ある毎に相談した。Y・Mさん依頼の外出(買い物や散歩)時に付添って、共に写真撮影や歌を合唱して楽しんだり、言葉で理解出来ない時も、指相撲や手を握り力比べをして、互いの思いが通じるようにした。Y・Mさんへの寄り添いの一助になると思った。年々麻痺による身体全体の硬直が進行して、寝たきり、噛む力の低下、褥瘡再発、更に悪化して頻繁に病院への通院、入退院が続いた為、弟様共に逐一連絡相談した。
〇 Y・Mさんとの間で悩み、困ったこと
Y・Mさんから、右目不調(見え難い)で治したい旨の訴えを私が聞いたので、施設職員や弟様に受診要望を再三伝えたが、以前の診断結果有(治療効果見込みなし)の為、聞き入れて貰えず、結果、本人の願いが叶えられなかった。私の対応力不足にモヤモヤ感が残っている。
施設近くの薬局へ買い物(往復1時間)に付添い、車いすで出かけた途中、Y・Mさんが腹痛を訴えられ、対応に右往左往した (一時的で済みホッとした。ストーマの知識不足を認識)。痙性麻痺の進行で意思伝達の不満、寝たきり状態や褥瘡対策の身体拘束への苛々が重なり、施設職員への暴力が散見し、他の医療対応型施設への移動要請が出されてしまった。コロナ感染予防規制の最中で、Y・Mさんに面会出来ないまま、弟様、施設、病院、監督人と共に、皆が感染予防しながら移動先を探し、移動等の手配に走り回り苦労した。
〇Y・Mさんとの出会いで良かったこと
Y・Mさんと私は、男兄弟、名古屋市生まれ、同年代で育ち、遊びや流行、食べ物等、生活の様子を共有し合えた為、歌謡曲を一緒に歌い、巨人の選手やグッズ、アルバイト、時代劇映画等の話が弾み、懐かし く楽しめた。 指相撲や力比べ等でY・Mさんが私に勝ち、自慢し大喜びする顔がとても好きだった。

Y・Mさんには弟がいましたが、遠いため、市民後見人として蟹江さんが就きました。蟹江さんが加わって、まるで3人兄弟のようになりました。
コミュニケーションをとることが難しいと言いながら、いろいろ工夫されましたね。


監督人コメント