令和8年5月26日(火)、瀬戸蔵2階つばきホールにて成年後見セミナー「誰もが自分らしく暮らすために~いずれあなたもおひとりさま?」を開催しました。

 はじめに瀬戸市長の川本雅之氏からご挨拶をいただき、続いて尾張東部権利擁護支援センター理事長の加藤佳子からご挨拶申し上げました。当日は150名を超える多数の地域住民の皆様や関係者の方にご参加いただき、昨今マスコミでも頻繁に採り上げられるようになった成年後見制度や「おひとりさま」に対する関心の高さをうかがい知ることができました。

 第1部の講演では、弁護士の杉本みさ紀氏(愛知ひまわり法律事務所)を講師としてお迎えし、「おひとりさまにとっての成年後見制度」と題したご講演をいただきました。講演の中で杉本氏は、「わたしのことは、わたしが決める」という言葉を紹介し、誰もが自分らしく生きる権利があることを強調されました。そのうえで判断能力が不十分となった方に対しては、成年後見制度を利用することでその人の権利をまもり、必要な支援が受けられることをお話しいただきました。

 第2部のパネルディスカッションでは、「どうする!?老後ひとり難民~地域課題と未来について考える」をテーマとして、4名のパネリストにご登壇いただきました。

 はじめにパネリストである瀬戸市健康福祉部高齢者福祉課課長補佐の水野貴洋氏、社会福祉法人瀬戸市社会福祉協議会専門員の八木正宏氏、公立陶生病院院医療ソーシャルワーク室室長の水野大介氏、特定非営利活動法人瀬戸地域福祉を考える会まごころ代表理事の大秋惠子氏から、それぞれの立場で「おひとりさま」についての現状と課題を報告していただきました。その後は具体的な対応についてディスカッションされ、杉本氏によるコメントが述べられました。

 今回のパネルディスカッションでは、成年後見制度を軸として「老後ひとり難民」や「身寄りのない人の身元保証問題」、「意思決定支援」など、多岐にわたる内容が意見交換されました。

 最後にパネルディスカッションのコーディネーターを務めた尾張東部権利擁護支援センター長の住田から、「自分たちがこれからどのような仕組みを作っていくかを地域で考えていくこと、そして住民同士の繋がりが大切」と締めくくり、令和8年度成年後見セミナーは盛況のうちに閉会となりました。

 尾張東部権利擁護支援センターは、今後も「ゆたかに生きる権利をまもる」ために、皆様と共に意思決定支援や身寄りのない人に関する地域課題に取り組み、地域共生社会の実現に向けた活動をしてまいります。今後ともどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

なお、この成年後見セミナーの様子は6月8日(月)19時30分から期間限定で、ひまわりネットワークのひまわりテレビ12ch「Weekly ながくて」にてご覧いただくことができます。ご視聴いただければ幸いです。